チップについて

日本では、馴染みの薄いチップ。多くの日本人は、チップの習慣についてよく理解をしていません。そもそもチップとはどのようなものなのか、なぜフランス人はチップを渡すのか、チップは渡さなければいけないもの?渡すならいくらくらい?

チップの習慣について解説します。

チップとは何か?

チップとは、本来支払うべき金額とは別に、サービスに対する感謝の気持ちを表すために渡す、いくらかのお金のことです。一般的にフランス人はレストランやバーでチップを渡します。その他で渡すことがあるのは、タクシーの運転手、ピザなどのデリバリーサービス、美容院(もし新しい髪型が気に入ったなら)、劇場(特定の劇場では、役者が席の近くに来た時にチップを渡す習慣があります)、また、ホテルで荷物を運んでくれたスタッフにも1€渡すのが一般的です。

しかし、お伝えしたいのは、チップは決して義務ではない、ということ。渡すか渡さないかは、あなたが決めることです。必要以上に渡す必要は決してありません

それに、サービス料は、あなたが支払う金額に既に含まれています。グラスワインを注文したなら、支払った金額にウェイターへのサービス料も入っているので、改めてチップを渡す必要はありません。

パリのウェイター

チップを渡す時は、いくら払えばいいのか?

チップを渡す際、いくら渡せばよいのか、それは、あなたが決めることです。サービスの満足度、あなたのユーモア、それから予算によって数十サンチームから数ユーロ渡せばよいのです。

 

どれくらいのフランス人がチップを渡しているのか。

2014年のトリップアドバイザーの発表によると、習慣的にチップを渡すフランス人は15%に留まりました。フランスでは、チップを渡す人は減り続けています。それには以下の3つの理由が考えられます。

1.経済危機

深刻な経済悪化が続くフランスでは、購買意欲の低下が続いています。それらを背景に、フランス人は外食する回数を減らし、チップも渡さなくなりました。渡すとしても以前より少ない金額になりました。

2.カード払いの普及

フランスでは、カードで支払うのが、一般的になり現金で払うことが減っています。カード払いだと、お釣りをチップに、ということができません。

3.パリの物価上昇

レストランもカフェも、値段がとても高いし、観光地では特に顕著です。このため、パリジャンの多くはチップを支払う必要がないと考えています。

パリのレストランやカフェでチップを渡す時

私の経験から、パリのレストランやカフェのサービスの質は最悪です。日本の素晴らしいサービスと比べると天と地ほど違いがあります。

パリでは一般的に、ウェイターの愛想はよくありません。彼らは不快で、時にとても失礼で、笑顔も見せません。仕事も遅い。あなたが呼んでも、注文を取りに来ないか、あるいは無視することもあります。20分、30分待たなければならないこともざらにあります。彼らは仕事よりも同僚とおしゃべりしたり、たばこを吸うことを優先するのです。注文を何度も確認しに来ることも珍しくありません。

こうした状況なので、パリのレストランやバーで、満足のいくサービスを受けることはあまりありません。私がチップを渡すことも少ないです。しかし、とても感じのよいウェイターに会ったことがあります。笑顔で丁寧、私が呼んだらすぐに来てくれました。その時は彼に少しチップを渡しました。でも、信じて欲しいのですが、パリでは彼のようなウェイターに会うことは本当に稀なことなんです。

 

PS

もし、僕の記事を気に入ってくれたら、ぜひシェアしてください。またFacebookでも「いいね!」やフォローをお待ちしています。次回の記事もすぐに読めますし、皆さんの応援が、このブログを書く原動力になります。Merci

コメントはありません

コメントを残す